NASAの探査機「ジュノー」は、木星の探査を目的として2011年8月に打ち上げられました。2016年7月5日には木星の周回軌道への投入に成功し、すでに木星のデータを多数地球上に送り続けています。
そのジュノーが日本時間10月19日14時47分セーフモードに入ったとNASAが発表しました。コンピュータの再起動などを行うような兆候がみられたものの、セーフモードに入る際の動作は予想されたものとなりました。
探査機は、コンピュータなどの動作が予期しないものになったときにセーフモードになるように設計されています。今回のケースでは、セーフモードに入り探査機の比較的致命的にならない装置をオフにして太陽光パネルからの電力供給と太陽の方向を向いているかを確認した模様です。
ジュノー探査機には大型な太陽光パネルが搭載されています。これは、太陽からより離れた惑星である木星付近では太陽光での発電量も地球付近に比べてだいぶ落ちてしまうからです。
次回のフライバイによる探査は12月11日に行われる予定です。
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