夜空を彩る幻想的な光のカーテン
オーロラは、主に北極圏や南極圏の上空で見られる、夜空を彩る光の現象です。その神秘的な美しさは古くから人々を魅了してきました。
オーロラ発生の仕組み
オーロラは、太陽から吹き出す荷電粒子の「太陽風」が地球の大気に衝突することで発生します。太陽風は、太陽表面で起こる爆発的な現象である「太陽フレア」によって加速されます。
太陽フレアが発生すると、大量の荷電粒子が宇宙空間に放出されます。これらの粒子は太陽風に乗って地球へと向かい、地球の磁場によって北極や南極の付近に集められます。そして、大気中の原子や分子と衝突することでエネルギーを失い、光として放出されるのです。
太陽フレアとオーロラの関係
2019年頃から、太陽の活動が活発になる「サイクル25」という太陽活動周期に入っています。太陽の活動は11年で、活動が活発になったり、活動がゆるやかになったりしています。活発になると、太陽の表面で太陽フレアと呼ばれる爆発が起こります。
太陽フレアが大きければ大きいほど、より多くの荷電粒子が地球へと送られ、その影響でオーロラが発生します。そのため、太陽活動が活発な時期には、より多くの地域でオーロラが観測される傾向があります。
近年では、日本でもオーロラを観測できる!?
近年は、太陽活動が活発化している影響で、日本でもまれにオーロラを観測できることがあります。特に、北海道や東北地方では、チャンスが多くなります。