宇宙航空研究開発機構は9月8日、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士候補として、新たに海上自衛隊第1術科学校(広島)所属の医師で1等海尉、金井宣茂さん(32)を選んだと発表した。
宇宙機構の飛行士候補選抜は、今年の2月の油井亀美也さん(39)、大西卓哉さん(33)の2人のパイロット出身者が選ばれて以来。金井さんは2人と同じく昨年の募集に応募し、最終選考の10人にのこっていた。
金井さんは近く渡米し、油井さん、大西さんとともに約2年間、NASAの正式な飛行士になるための訓練をうける。
宇宙機構の飛行士は11人目。野口聡一さん(44)が今年12月から、古川聡さん(45)が11年春ごろから、ロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、ステーションに半年滞在する。来年3月には山崎直子さん(38)が米スペースシャトルに乗り込むなど、日本人の飛行が続く。
ちなみに金井さんは、2002年3月に防衛医大を卒業。同大学病院、自衛隊大湊病院、自衛隊呉病院などを経て今年6月から現職。32歳。千葉県出身です。