中国科学院は6月10日、2030年前後に有人月面探査をし、月面基地の建設をめざすと発表しました。
中国の通信社中国新聞社によると、中国科学院は2030年前後を目標に有人月面探査を実現し、月面基地を建設するなどの目標を掲げた宇宙科学技術の行程表を発表しました。
行程表は50年までの長期目標であり、有人月面探査に備え、20年頃に長期滞在可能な宇宙ステーションを建設する予定。50年には月面基地から火星に有人宇宙船を向かわせることを目標としている。
また、無人探査の技術も向上させ、30年ごろに太陽系内の木星や土星などの遠い惑星を探査し、50年には太陽系の外に探査機を送り出すのが目標だという。
太陽系の起源、太陽活動の地球への影響を調べる研究、暗黒物質のなぞ解明、地球外生命の探索などの目標が掲げられています。