地球上では、24時間周期で朝、昼、夜がやってきます。
この常識は宇宙では成り立ちません。
例えば、宇宙ステーションなどは秒速約8キロで地球の周りを飛んでいるために90分くらいで地球を1周回ります。
そのため、宇宙ステーション内の明るさはめまぐるしく変化します。
人間の体にはリズムがあり、ホルモン、自立神経、睡眠リズムは一定のリズムで繰り返されます。
これは、朝に日光をあびたりすることで体がホルモンを分泌したり、暗くなることでメラトニンという睡眠を促すホルモンがでることでコントロールされているのです。
では、宇宙ではどうするのか?
好きなときに目の前に太陽をみることはできないのですから、人工的な光を利用するわけです。
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ちなみに、太陽と人工の光は同じではないですが、有効なのです。
これを起きたときに利用することで、体のリズムをコントロールするわけです。
これらの光療法は地球上で、不眠の治療のほか、昼夜逆転していた習慣の人、認知症での徘徊をするお年寄りなどの睡眠のリズムを取り戻すのにも効果的とされています。
(image credit : NASA)