気象庁は5~7年後に打ち上げる気象衛星「ひまわり」8号、9号の管理運用を民間企業に委託する方針を固めた。
民間の資金や技術を活用するPFI方式を、気象衛星に導入するのは初めての試みで、コスト削減が期待できる。企業が衛星の向きや軌道を修正したり、観測データの送受信を行う。
ひまわりは故障に備えて2基体制で運用されている。
衛星2基の運用には、準備期間を含めた20年間に200億円以上の経費がかかると予想されている。同庁には運用業務の経験や地上施設がないが、民間委託により最大数十億円のコスト削減がはかれるとして、来年度予算案の概算要求に盛り込むことを決めた。受注には通信や放送など民間の衛星で実績を持つ企業数社が、関心を示しているという。
次期気象衛星である「ひまわり8号」および「ひまわり9号」の入札が行われ、三菱電機が約300億円 (税込み) で落札したらしい。
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「ひまわり8号及び9号」の概要 |
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