ジョンソン宇宙センターはアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンにあるNASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙計画を行うための施設。1961年に設立され、有人宇宙飛行に関する様々な研究が行われており、スペースシャトルや国際宇宙ステーションなど管制を行うなど重要な役割を担う宇宙センターの1つ。1973年、テキサス州出身の大統領リンドン・B・ジョンソン(Lyndon B. Johnson)の名前をとって、ジョンソン宇宙センターと改名された。
宇宙飛行士などが無線通信などで”ミッションコントロールヒューストン”とコールしているのは、ここの管制室を呼び出している。
センター内には、主に研究施設が多く、他にも宇宙開発で利用される機器や部品の検査試験施設や、宇宙飛行士の訓練施設、スペースシャトルのシミュレーターなどの施設が設置されている。
特にミッションコントロールセンターでは、NASAの有人宇宙開発すべての管制、運用が行われており、365日24時間スタッフが常駐している。過去にはアポロ計画やジェミニ計画の管制なども行い、人類初めての月面着陸を果たしたアポロ11号や、奇跡の帰還を果たしたアポロ13号などの管制を行ったコントロールルームは現在は使われていないが、歴史的建造物として復元され、残されている。
ジョンソン宇宙センターには一般に公開されているスペースセンターヒューストン(Space Center Huston)というディズニーが運営する施設がありここからセンター内の見学ツアーバスも出ているため、観光スポットにもなっている。
テキサス州ヒューストンのメキシコ湾につながるガルベストン湾へと注ぐクリアレイク湖畔にあり、周辺には住宅街が広がる。東部には巨大な自然森林や湿地帯をもつアルマンドバイユー自然センターがある。ガルベストン周辺はリゾート地帯にもなっている。
■DATA
名称:ケネディー宇宙センター(JSC :Lyndon B. Johnson Space Center)
国、所在地: アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン
▼地図
■LINK
(image credit : NASA)