骨は地球上での1Gの重力下で運動するために身体を支えています。
なんと、この重力が骨の密度を保つ上で大きな役割をしてます。
しかし一旦重力の刺激が除かれると骨のカルシウムとリンは溶けだし尿や便中に過剰に排泄されます。
重力のない宇宙では、この重力が働かないため骨量の減少は、宇宙での1週間は地上の1年と言われています。
そこで今ビスフォスフォネートが注目されています。
現在日本で医薬品として使用されているエチドロネート(ダイドロネル)とアレンドロネート(ボナロン、フォサマック)や、リセドロネート(ベネット、アクトネル)などビスフォスフォネート製剤は使われています。これは病院の処方箋により、ふつうに調剤薬局で患者さんに渡されている医薬品のことです。
これら、ビスフォスフォネート製剤は、骨密度の増加だけでなく、すでに錐体骨折を有する骨粗しょう症患者に対して、
疼痛を軽減するなどの改善効果もあります。
(image credit : NASA)