ISS(国際宇宙ステーション)に滞在する第20次のクルーは、今月末に打ち上げが予定されているプログレス補給船がドッキングしやすくなるよう、現在ドッキングしているソユーズ宇宙船(TMA-14)の移動を行った。
ソユーズ宇宙船にはコマンダーのゲナディ・ペダルカ宇宙飛行士とマイク・バラット宇宙飛行士、そして若田光一宇宙飛行士の3名が乗り込み、7月2日アメリカ東部時間17時29分、ロシアのズヴェダサービスモジュールから切り離され、17時55分にピアースドッキング室に再度ドッキングした。
ソユーズに搭乗した3名の宇宙飛行士は、遅い時間に行われるソユーズ宇宙船の移動のため、睡眠時間を調整し、作業に望んだ。
7月11日にはスペースシャトルエンデバー号(STS-127)の打ち上げが迫っており、クルーはシャトル到着に向け準備も始める。シャトルの遅れで若田宇宙飛行士の滞在時間は延長されているが、この間にも通常任務は行われ、また勤務時間外には、家族と会話する機会もとっている。