莫大な費用がかかる宇宙開発も民間へのフィードバックが多くあります。
宇宙開発など、科学技術分野で培われた技術が民間企業などにより製品、商品化されることをスピンオフと呼びます。
航空機の機体などに使われる素材をスキー板に取り入れたり、宇宙開発で利用された素材によるスイムスーツ、電気自動車などに使われるリチウムイオンバッテリーなど、様々。
一般の生活の中にもたくさんのスピンオフ製品があります。
以外にびっくりなのは、缶チューハイでおなじみの「キリン氷結」。ここにも宇宙工学の研究が生かされています。
氷結の缶表面は、他の缶ジュースなどと比べるとたくさんの凹凸があります。これを「ダイヤカット缶」と呼びます。缶を開けるとそのダイヤモンドのような凹凸がさらに深くくっきりと現れます。
この構造は、薄いアルミ缶の強度を通常よりも強いものにする効果があります。他の缶と比べて氷結の缶は軽量化に成功しています。
是非一度、氷結のふたを開ける前と後でのダイヤカットの凹凸の深さの違いを体験してください。
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