(Image Credit : JAXA)
スペースシャトルの打ち上げが延期され、若田さんの国際宇宙ステーションでの滞在も、予定より1か月長くなった。精神的ストレスや体調は、大丈夫であろうか。
滞在が始まったのは、3月中旬。アメリカ、ロシアの飛行士と3人で、科学実験などをこなしてきた。5月末から国際宇宙ステーションは6人体制になり、ベルギー人とカナダ人も加わった。
宇宙では、うつ症状になったりする、宇宙飛行士もいるそうだ。
でも、若田さんは元気だ。今月1日、宇宙からの記者会見でも、同僚のことを「家族のような存在」と話した。地上で訓練をともにこなし、お互いにうまくやっているみたいである。
滞在が延びたが、若田さんの健康管理を担当するJAXAの立花正一グループ長(精神科医)は、若田さんも今月初め、「できれば長くいたい。今のペースなら1年は大丈夫」と立花さんに話していたという。前の記事でも記載したが、無重力では筋肉、骨が弱るため、飛行士の滞在期間は、半年間がひとつの目安。その意味でも、若田さんはまだ大丈夫だ。
立花さんは2週間に1度、若田さんを問診しているみたいです。
アメリカはヒューストンに住む妻と息子、さいたま市の母(76)とも月に1度、テレビ電話システムで顔を見て話すそうだ。それが、若田さんの宇宙での生活を支えているのであろう。
若田さんの不満は唯一、「風呂がない」ことらしく、地球にもどったら日本で温泉に行きたいらしいです。